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盗聴器の周波数

盗聴器の周波数

MHz(メガヘルツ)やUHF帯、VHF帯など、少しややこしい説明です。
盗聴器の周波数を理解することは、発見調査を自分で行いたい方にとっては最低限必要な知識になります。

盗聴3波と盗聴6波

現在の盗聴器で主流の周波数は次の3つです(盗聴3波)
全てUHF帯の周波数である300番台

・398.605MHz(Ach)
・399.455MHz(Bch)
・399.030MHz(Cch)

    一昔前の盗聴器では100番台(VHF帯)も多く使用されていました。
    100番台の周波数はラジオやTV通信と同様です。
    そのため電波干渉を生じ、ラジオやTVにノイズを起こす可能性があります。

    139.970MHz (Ach)、140.000MHz (Bch)、139.940MHz (Cch)
    上記『盗聴3波』と合わせて『盗聴6波』と呼びます。

    サル子探偵
    盗聴3波はテレビやラジオにノイズを起こすことがなく、盗聴器が発見されるリスクが低いため好まれています。

    盗聴6波以外の周波数

    盗聴器に使用され易い周波数は次のとおりです。
    実際には盗聴6波以外の周波数を用いた盗聴器は高価であり、更に高い技術と知識が必要な改造を伴います。
    一般家庭において盗聴6波以外の盗聴器が使用されることは滅多にありません。

    盗聴に使用されやすいUHF帯の周波数 ▼
    (単位:MHz)
    311.155 396.605 412.795
    339.250 397.250 413.040
    344.700 398.645 418.563
    350.125 399.605 428.635
    361.825 400.000 430.100
    365.050 402.685 433.000
    367.400 404.215 442.900
    380.425 405.355 443.650
    381.330 406.520 444.885
    389.605 407.210 445.665
    390.640 410.970 467.750
    393.620 411.835 498.605
    395.750
    盗聴に使用されやすいVHF帯の周波数 ▼
    (単位:MHz)
    26.998 80.900 142.900
    27.145 84.450 143.070
    30.920 88.600 143.780
    32.000 105.860 144.000
    34.450 109.880 146.550
    36.665 110.150 149.895
    40.480 124.085 150.500
    49.830 124.090 152.290
    61.610 134.000 153.330
    75.600 135.365 154.585
    76.000 136.600 167.710
    76.600 137.660 182.820
    77.000 139.450 222.365
    77.900 140.050 298.980
    79.300 141.480 299.320

    まとめ

    盗聴器発見調査は、上記に紹介した周波数を受信可能な広帯域受信機や盗聴器発見器等を用いて電波の有無を調査することです。
    しかし、電子レンジ、エアコン、テレビなどの一般電化製品も常時電磁波を発しています。
    その為、広帯域受信機や盗聴器発見器がそれら電波に誤反応してしまうことも頻発します。

    サル子探偵
    周波数を知り道具を用意しても、実際に盗聴器を発見するのは容易ではありません。

    盗聴器発見調査でも見つけるのが困難な『ステルス盗聴器』も存在します。
    高価格と高度な知識が必要な為、一般家庭への設置はあまり考える必要はないでしょう。

    遠隔でのON/OFF可能な「リモコン式盗聴器」
    短時間で周波数が切り替わる「スクランブル式盗聴器」

    それぞれ別記事で詳細を掲載予定です。

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