探偵情報

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電話機の盗聴

結論

  • アナログ回線の固定電話は昔ながらの手段で容易に盗聴できるが、住宅に侵入するなどして物理的に盗聴器を仕掛ける必要がある。
  • 携帯電話は暗号化されたデジタル電波を使用しているので盗聴は困難だが、アプリ等を駆使することで不可能ではないものの、盗聴対象の電話機にアプリをインストールする必要がある。

固定電話も携帯電話もターゲットになる

昔は固定電話の回線越しに盗聴するインフィニティ型盗聴器というものが主流であった時代もあります。
ガラケーであれば、常時通話状態にして盗聴場所に仕込む手段も有用でした。
現代のスマホであれば充実したアプリが故に、使い方によっては優秀な盗聴器になり得ます。

固定電話の盗聴

基本的には物理的な盗聴器を仕掛けることで盗聴は容易です。
次のサインがあれば固定電話の盗聴を疑いましょう。

  • 音声にノイズが入る(ブーン等ハミング音)
  • 無言電話・いたずら電話が多い
  • 電話でしか話していない内容を他人が知っている
  • 固定電話周辺に見覚えのない機器や小物が付いている
  • 使用していないのに電子音がする
  • 電話料金が上がった

固定電話に仕掛けられる盗聴器には主に次の3種類があります。

固定電話周辺に仕掛けられる盗聴器は、素人には見つけづらくかつ撤去しづらいのが特徴です。
賃貸であれば入居前から盗聴器が設置されていたなんてことも珍しくありません。

  • インフィニティ型盗聴器
    電話機の内部に設置して電話回線を利用して盗聴する。
  • クリップ型盗聴器
    電話線をクリップで挟み壁の内側に設置し、アナログ電波を受信器で拾って盗聴する。
  • 擬態型盗聴器
    電話機周辺のコネクタ、端子、分岐アダプタ、ヒューズなどに似せ、アナログ電波を受信器で拾って盗聴する。

以前主流であってインフィニティ型盗聴器は現在販売されておらず被害件数も減少しています。

クリップ型盗聴器は壁の内側にある電話線に仕掛けるため見つけ反面、設置も簡単ではありません。また、取付も取外しも有線電気通信法違反の罪(参考:e-Gov 有線電気通信法第三条)になるため、見つけてもNTTなどの技術者にお願いする必要があります。

擬態型盗聴器は、電話機や電話線の周辺にあっても不自然でない部品に似せてているので、配線関係に詳しい人でなければ疑うこともないと思います。

携帯電話・スマートフォンの盗聴

携帯電話・スマートフォンは暗号化されたデジタル電波を使用しているので、受信機などを用いた従来の方法による盗聴は基本的には不可能です。
現代の携帯電話・スマートフォンを盗聴するとしたら、現実的には次の2通りが考えられます。

・通話状態のまま仕込んで盗聴
・アプリをインストールして盗聴

– 盗聴に利用できるアプリ

対象のスマホにインストールすることが大前提です。
インストールされていないスマホを、別の機器からの操作で盗聴に用いることは現状不可能です。

次の盗聴可能アプリは、本来は盗聴目的ではなく犯罪被害防止などを目的とされているアプリです。
詳細は書きませんが、ネットで多くの情報が出てますので興味がある方はご自身でお調べください。

  • Cerberus(ケルベロス)
    現在位置の追跡・盗聴・写真撮影など、遠隔操作でさまざまな機能が使えます。
  • ALON DICTAPHONE
    高機能なボイスレコーダーアプリですが、Apple Watchと連携して遠隔操作ができる点も含め、機能や組み合わせ方によって巧妙な盗聴ツールとなります。
  • セキュカム
    動画を撮影する監視カメラアプリで、動きを感知した場合だけ写真や動画を撮影し、Dropbox上にアップロードする仕組みです。

– スマホの盗聴を発見する方法

他人に勝手にアプリをインストールさせないことが第一です。
次の項目の内複数が思いあたるようであれば、インストールした覚えのないアプリはすべて削除し、更にスマホを初期化する以外に防御策はありません。

  • 多数のアプリを起動させていないのにバッテリーが熱くなる
  • シャットダウンに長時間かかる
  • インストールした覚えのないアプリが入っている
  • 通知メッセージもないのに音がする
  • 意味不明なメッセージが出る
  • スパムメールなどのリンクをクリックした
  • 使用明細に覚えのないものが含まれている

– スマホの盗聴アプリへの対策

一旦仕掛けられた盗聴アプリに対する有効な対策はありません。
仕掛けられる前の防御が大切です。
セキュリティアプリをインストールしておけば、危険なWi-Fiやウィルスなどを自動で察知してくれるし、盗聴アプリを仕掛けられる危険性を抑えることができます。自動ロック設定や定期的なチェックなどのアナログ方式も予防策としては有効といわれています。

  • 自動ロックの設定時間を短くする
  • 第三者に見破られにくいパスコードを設定する
  • スマホをなくさない・第三者の手に渡さない
  • アプリ一覧をチェックして見覚えのないアプリを随時削除する
  • 勝手に実行されているアプリがないか確認する
  • 不審な点があればスマホを初期化する
  • フリーWi-Fiや不明なWi-Fiには接続しない
  • 使わなくなったスマホは破棄するかロックしておく
盗聴/盗撮の疑いがある部屋から当社への連絡は絶対にお控えください。
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